2026年のストロベリームーンが満月を迎えるのは、6月30日(火)の午前8時57分。
日本時間でいうとちょうど朝の時間帯にあたります。
「じゃあ朝に見上げればいいの?」と思われるかもしれませんが、この時間は空が明るくて月を見ることはできません。
実際にきれいな満月を楽しめるのは、6月30日(火)の日没後から夜にかけて。
東京では午後7時30分ごろに月が昇りはじめ、東から南東の空が開けた場所で観察しやすいと言われています。前夜の6月29日(月)の夕方から深夜にも、ほぼ真ん丸に近い月を見ることができます。
6月の満月は、一年のなかでもっとも低い位置を通るのが特徴です。地平線に近いところをゆっくり移動するため、大気の影響でオレンジ色や黄金色に染まって見えることもあります。だからこそ、特別に幻想的なのですね。
観察するなら、東から南にかけて視界が開けた公園や河川敷、ベランダがおすすめです。ただし、ちょうど梅雨の時期と重なるので、天気予報はこまめにチェックを。夜は意外と冷えることもあるので、軽く羽織れるものがあると安心です。
「恋が実る満月」と呼ばれる理由
ストロベリームーンには、昔から「ふたりで見ると永遠に結ばれる」「好きな人と一緒に見ると思いが叶う」といったロマンチックな言い伝えがあります。
もともとこの名前は、アメリカの先住民が6月のイチゴの収穫期にちなんで満月につけた呼び名でした。月そのものがイチゴ色に見えるわけではありません。
それでも「苺月(いちごづき)」という日本名の甘酸っぱい響きと、初夏のやわらかな夜空のイメージが重なって、いつしか「恋愛にご縁のある満月」として親しまれるようになりました。
スピリチュアルな世界ではストロベリームーンは「実り」「成就」「収穫」を象徴するとされています。
これまで積み重ねてきたものが、かたちになっていくタイミング。そう聞くとなんだか少し背筋が伸びるような気もします。
そんな満月の夜は、いつもより少しだけ自分の気持ちと素直に向き合える夜なのかもしれません。
願いごとは、いつだって「あの人」のこと
満月の夜に願いごとをするとき、思い浮かぶのはきっとたったひとりの顔。
「あの人と結ばれますように」「もう一度連絡が来ますように」「今日のLINE、既読のままになっていませんように」。
頭のなかはあの人のことでいっぱい。自分のことなんて二の次です。
でも、それでいいのですよね。
だって相手のことばかり考えてしまうのが恋愛なのですから。
自分より誰かを想ってしまう、その気持ちこそが恋をしている証拠です。
「もっと冷静になりなさい」「自分を大切にして」なんて言われます。正しいのかもしれません。でも、恋のまっただ中にいる人にそれを求めるのはちょっと酷な話です。
好きな気持ちは、理屈で止められるものではないのですから。
だから、無理に冷静になろうとしなくて大丈夫。
今夜くらいは、その人を想う気持ちをそのまま月に預けてしまいましょう。
月明かりは、あなたにも降りそそいでいる
でも、ひとつだけ。
月を見上げるその数秒間だけは想ってばかりの自分のことも、そっと思い出してあげてほしいのです。
好きな人のことで一喜一憂して、返信が来ないだけで胸がざわついて、ちょっとした言葉に夜眠れなくなって。そうやって毎日ちゃんと一生懸命に恋をしてきました。
それは、すごいことなのです。
誰かをこんなにも想える心を持っているということ。
その心は、まぎれもなくあなたのものです。
月明かりは、好きな人だけを照らしているわけではありません。
それを見上げているあなたのことも、同じやさしさで照らしています。
恋がうまくいっている人も、すれ違って苦しい人も、まだ片想いのままの人も。
今夜の月は、誰のことも区別しません。
ただ静かにそこにいてくれます。
月明かりの下で、自分を労ってあげて
恋愛の悩みは誰にでも打ち明けられるものではありません。
親しい友人にも、家族にも言いづらい。
話せば心配をかけてしまうし、軽く受け流されるのも怖い。
そうやって、ひとりで抱え込んでしまう夜があります。
そんなときこそ、ストロベリームーンの出番かもしれません。
月は、何も言いません。ただ静かにそこにあって、あなたを照らしてくれます。答えを急かすこともなければ、否定することもありません。月明かりの下では、強がらなくていいし、いい子でいなくてもいい。
誰かを想って、悩んで、それでも前を向こうとしてきた自分を、どうか労ってあげてください。
恋が実るかどうかは、残念ながら月が決めることではありません。
それでも、誰かを一生懸命想っているあなたの毎日には、きっとちゃんと意味があります。
その先にあなたにとっての「実り」が待っていますように。
6月30日の夜。
もし空が晴れていたら、ぜひ東の空を見上げてみてください。
低い位置で静かに輝くオレンジ色の月が、あなたの今の気持ちをやさしく照らしてくれるはずです。
参考データ
- 2026年のストロベリームーン(満月の瞬間):6月30日(火)午前8時57分/日本時間(国立天文台「令和8年(2026)暦要項」)
- 観測の見頃:6月30日(火)日没後〜夜、または前夜6月29日(月)夕方〜深夜
- 東京での月の出:6月30日 午後7時30分ごろ/東〜南東の空
- 特徴:2026年の夏至(6月21日)以降で最初の満月。年間でもっとも南中高度が低い満月のひとつ
- 名称の由来:北米先住民の農事暦で、6月のイチゴ収穫期にちなんだ呼び名。月の色とは無関係
- 別名:ローズムーン(欧州)、ハニームーン、苺月(日本名)など
